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旧石器時代〜古墳時代を始める前に

時代の区分で言えばたったの4つだが、この期間は年に直すとおおよそ4万年。 社会の成り立ち・概念などが異なるのは当然だが、それ以前に気候や地形も現在の物とは大きく異なる。 ここでは日本列島がどんなものだったか、4つにまたがる旧石器〜古墳時代の背景を探ってみようと思う。

環境の変化と日本列島の成立など

2500万年前以降の日本列島
出典:書籍「総図解・よくわかる古代史」より

この「地質時代」とは、地層や化石などを元に地球の歴史を区分したもの。

日本列島の成立までの主な出来事
年代 出来事
500〜400万年前 アフリカに人類の祖先が誕生
80〜50万年前 アジア・ヨーロッパに原人が広がる
15万年前 アジア・ヨーロッパ・アフリカに旧人が広がる
15万〜5万年前 氷河期と間氷河期の繰り返しで日本は大陸と地続きに
日本で人類?他の生き物?による石器の使用の痕跡見つかる
        (ただし、日本人の祖先かどうかは不明)
5〜3万年前 日本にマンモス象やナウマン象、オオツノジカ、ヘラジカが上陸
5〜4万年前 「原日本人」登場(4万年前の石器発見されている)
日本では旧石器時代の後期(前半)に突入
4〜3万年前 ユーラシアに新人類(ホモ・サピエンス)が広がる
2万9000年前 鹿児島湾で大規模な噴火
日本、これを機に旧石器時代(後半)へ
2万年前 地球が温暖化(上の表で言う『後氷期』に突入)
2万 〜1万8000年前 マンモス象やナウマン象などの大型獣が姿を消す
1万2000年前
〜1万8000年前
日本列島誕生(地球の温暖化⇒海水面の上昇が理由)


旧石器時代〜古墳時代の共通点

上では日本列島の気候や成り立ちなどを紹介したが、忘れちゃダメな大前提がまだ3点ほど。

 文字による記録がない
     (=複雑で安定した制度を保てないため、社会の仕組みは単純で移ろいやすい)
  ○○時代という区分は構成に出来たもの(他の時代にも言える)
 「国」という概念が今と異なり(これも他の時代も同様)、地域差が非常に大きい。


以上の点から、旧石器時代・縄文時代・弥生時代・古墳時代は特に時代の変化・移り変わりがあいまいで分かりにくい。 新しく発掘された物によって時代の長さや定義が変わることもある。これらを踏まえて勉強することが大事! (=テストなんかでは確実な出来事が出題されやすい


※ただし、乙巳の変や改新の詔あたりの出来事は大して解明されておらず非常に曖昧にも拘わらず後の律令国家への 布石ともなる出来事のため少し事情は変わってくる。

メモ

 つづき
ヘラジカ


現在のクマを見るとわかりやすいけど、同じ種でも寒い所ほど大型の動物がいるとされる(ベルクマンの法則)。象は今いる象よりも大きく、鹿も日本で見かける鹿よりもずっと大きい。


 鹿児島湾での噴火
桜島ができる規模の大噴火で、関東圏にまで影響があったそう。 桜島の誕生はこちら


 大型獣が姿を消してからの影響
狩猟の対象が大型獣から中・小型獣に変わり、大人数での集団生活が小規模化。

参考書籍



参考URL

ニッケンキソ・コンサルタント株式会社「地質時代と沖積層・洪積層」
桜島教育旅行ガイド公式サイト「桜島の火山について」

なお、引用した書籍が載ってない写真はwikipediaからお借りしています。

 メモ

 地質時代
地質時代については、ニッケンキソ・コンサルタント株式会社という会社のサイトが分かりやすかったので参考に。

なお、人類が出てくるのは「新生代」「更新世」と呼ばれる時代以降の出来事。


 原人・旧人って?
人類の進化における過程で出てきた種で、猿人・原人・旧人・新人に区別される。

単純に「猿人⇒原人⇒旧人⇒新人」というわけではなく、時に複数の種が併存したり枝分かれや 絶滅を繰り返してきたという。その中で最終的に残った種が新人(ホモ・サピエンス)。

猿人…約500万年前から生息していたと思われる初期の人類。脳容量500t。

原人…約200万年前〜道具や火を使っていた。脳容量1000t。

旧人…約50〜30万年前。死者を埋葬するように。脳容量1300t。

新人…約20万年前〜ホモサピエンスとも呼ばれ、現在まで続く。脳容量1500t。

 日本と大陸が地続き?
日本人がどこから来たかをテーマにした地図と(4万年前以降だけど)海水面の移り変わりのグラフを見つけたので参考に。

 マンモス・ナウマン象・オオツノジカ・ヘラジカ(左メモに続き)

マンモス


ナウマン象


オオツノシカ